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8月27日のこと。



朝、玄関の掃除をしていたら
不覚にもカプーチョを逃がしてしまった。



↑カプーチョ


箒を持つ私の背後から、勢いよく飛び出してしまった。

「あぁ〜!!」
月のはじめにごまちゃんが亡くなって、カプはその後釜で
まだ家にきてからひと月も経ってないのに

にがしてしまうなんて!!!!
(‖ ̄□ ̄)ガビーン

これではちびこがまた独りぼっちになってしまう。。

実は我が家では代々、文鳥は家のなかで放し飼いをしている。
なのでこのようなことは珍しくないのだが。

今まで飼った文鳥は8羽。
内2羽が逃げ、3羽が事故死。1羽が老衰。

ちなみに老衰で亡くなったメスコちゃんは生前、
3度も脱走し手を焼かせた。
それでも私は自称
「鳥遣い」なので、自分が逃がしてしまったときは
責任をもって捕獲した。
朝っぱらから木登りまでして、通行人に白い目でみられるわ。。


しかし今回は困った。
なぜなら、カプは手乗りではないから。
手乗りではないどころではなく、
毎日飛ぶ練習のために私に追いまわされているので
手が大嫌い!

しかも家には虫取りアミのようなものはない。

月のはじめに家に来たばかりの頃は
カゴからだしてやってもスグにカゴの中にはいりたがるという
へんなやつだったのに。
今では夜中になっても全然カゴに入ろうとしない
りっぱな不良鳥。

それでも最近はなんとなく慣れてきたみたいで
喜んでいたのになぁ。


カプが逃げた方向に探しに行ってみると、鳴き声が。。
「チョッ、チョッ」

とても澄んだ綺麗な声なので、どこにいるか見当をつけ探すことに。
どうやら隣のアパートの2階の柵に留まっていたので、ソロリソロリと近づいてみた。

まだDFKは家にいたのでカプのカゴを持ってきてもらい、
エサで釣る作戦に。


が、柵が高かったことと柵の幅がせまかったことでカゴを置くことができず
カプはまたもや飛び去ってしまった。。。


DFKが出かけてしまうと、私はちびこを残して
カプ探しの旅にでかけた。

家のちかくには林があり、そこにまぎれこむととてもやっかいなことになるので
それだけは避けたかった。。
カラスやネコに襲われやしないかと気が気では。。(汗

カプが飛んでいったであろう方向に歩いていくと、
友達のお母様が犬をつれて朝のサンポをしているところに遭遇した。

「おはようございます。。」
と、挨拶をしてふとみると、カプがノンキな顔をして留まっているのをみつけた。
「あ、いた!!」

ご迷惑とはおもいながら、犬の散歩を中断してカプを見張ってもらい、
そのすきにカゴを取りに戻った。

カゴをもってくると、カプはまだそこにいた。
まるで面識のないお宅のフェンスにとまっていて、しかもそのフェンスが高い!

チャイムをならし、おそるおそる
「あのう、突然で申し訳ないんですが、うちの鳥が逃げてお宅のフェンスに。。。」
ここまで言うと、その家の人はこころよく中にいれてくれた。

ちょうどその家の庭のベランダのフェンスで、カゴを置くだけの幅があったので
そこに置いてカプが自発的に中に入るのを待つことに。

「ほんとうにもう、すみません。。手をこわがるので捕まえられないんです」
世間話をしていると、カプがカゴの上に乗った。
乗ったはいいが、ノンキにさえずってみたりしている。。

こちらの奥様も動物は好きと見えて、(というか犬をだっこして登場した)
「文鳥はね、手乗りなら飼ったことあるのよ」とおっしゃっていた。
そしてしきりに「カプーチョちゃん、ほら、ほら」と言ってくれた。

と、カプーチョは徐々にカゴの入り口によっていき、
ついに入り口にとまって中のエサをついばみはじめた。

手をみせると怖がるので、カゴの下からソロソロと手をのばし、
エサに夢中になっているところを見事捕獲!!

そちらの奥様になんどもお礼を言って、カプをつれて帰りました。

あー、よかった。
やはり私は
「鳥遣い」(違)

面目躍如でしゅ。

巻き添えにしてしまった皆様、どうもご迷惑をおかけしました。。


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